研究室概要|OVERVIEW
新触媒で未来をつくる
化学の魅力は分子レベルで自然を理解し,その知見をもとに新しい価値を創造できることにあります.私たちはこれまでに分子性の触媒を考え出すことで多彩な化学反応を実現し,現代の合成化学の基礎を確立しました.
現在は新しい触媒プロセスの創出を通して持続可能な社会の基礎となる合成化学の開拓に挑戦しています.エネルギー•資源や環境,ヘルスケアなどで人類が直面している課題の解決に貢献するアイデアと基盤的技術を生み出すこと ––– これが私たちの目標です.
野依教授とノーベル賞 – 触媒による不斉還元反応
野依教授は BINAP をはじめとするキラルな配位子をもつ触媒を開発し,効率の良い不斉還元反応を実現しました.同教授は本研究を通して医薬品や香料の工業生産への道を拓き,その功績により 2001 年ノーベル化学賞を受賞しています.より詳しくは 国立科学博物館ノーベル賞の業績 をご覧ください.
進路
大学関係(スタッフ,研究員)
大熊 毅 北海道大学 教授
伊丹 健一郎 名古屋大学 教授
遠藤 恆平 金沢大学 准教授
中 寛史 京都大学 准教授
田中 慎二 産業技術総合研究所 主任研究員
大学関係(学生)
南保 正和 名古屋大学 特任助教
大石 俊輔 名古屋大学 特任助教
大町 遼 名古屋大学 助教
三浦(松岡)亜季 名古屋大学 特任助教
牛丸 理一郎 東京大学 助教
企業
クラレ,東レ,JSR,旭硝子,旭化成,花王,DIC,JNC,
昭和シェル石油,田辺三菱製薬,日本ガイシ,東亞合成,
三菱重工,日本触媒など